TikTokやTwitterで見かける「Queen never cry」。泣いていた赤ちゃんが突然キリッとした表情になるこのミームは、そのシュールな面白さで話題に。
意外にも韓国の漫画が元ネタとなっているこのミームについて、実際の使われ方や広がりを詳しく見ていきましょう。
- ミームの基本情報と元ネタ
- SNSでの広がり方
- ミームの代表的な使い方
- 文法論争と意外な展開
Queen never cry pic.twitter.com/VD05RsuA2y
— jen린 ♡ (@milinajane) November 29, 2024
ネットミーム、Queen never cryについて興味のある方は、是非ご覧ください。
ミームの基本情報と元ネタ
SNSで流行しているこのミームは、赤ちゃんの劇的な表情変化が特徴的です。
基本的な構成要素
- 泣いている赤ちゃんのシーン
- 「Queen never cry」というセリフ
- キリッとした表情への急激な変化
このミームの面白さは、まさに赤ちゃんの表情変化の唐突さにあります。泣き声から一転、まるで大人のような凛とした表情を見せる瞬間が、見る人の笑いを誘います。
元ネタ『The Ki Sisters』について
元ネタとなった韓国のウェブ漫画『The Ki Sisters』は、実はかなりユニークな作品です。
作品の特徴
- 清渓川近くの古い屋敷が舞台
- 4人姉妹の奇妙な日常を描いたコメディ
- 女性版「バキ」と称されるほどの独特な絵柄
- 韓国NAVERで毎週火曜日更新
このミームは第34話から生まれました。英語版はまだそこまで翻訳が進んでいないため、多くの人は漫画を読まずにミームだけを楽しんでいる状況です。
SNSでの広がり方
このミームの拡散過程は独特です。
広がりのプロセス:
- Redditでのスクリーンショットがきっかけ
- TikTokでの動画化により爆発的に拡散
- TwitterやInstagramでのリミックス
- 各国語版への翻訳と現地化
特に面白いのは、Duolingoの公式アカウントまでもがこのミームを取り入れたことです。言語学習アプリのキャラクターがシュールなミームを使うという意外性で、話題を呼びました。
Queen never cry. pic.twitter.com/iCUBLVNWo2
— hana (@shihofan1) November 24, 2024
ミームの代表的な使い方
SNSでは様々なバリエーションが生まれています。
人気のある使用パターン:
- 赤ちゃんの顔を別のキャラクターに置き換える
- 日常の失敗シーンに重ねる
- オリジナルの台詞を追加する
- 別の音楽とミックスする
例えば「コーヒーをこぼした時の私」「課題の締め切り直前の私」といった、日常のちょっとした場面に重ねて使われることが多いようです。
文法論争と意外な展開
「Queen never cry」という文法的に正しくないフレーズをめぐって、思わぬ展開が起きています。
論争のポイント:
- 正しくは「The Queen never cries」または「Queens never cry」
- 意図的な誤用説も浮上
- 逆に文法の誤りが印象的な要素に
- 「Think different」のような意図的な文法破壊との比較
この文法論争自体が新たなミームのネタとなり、さらなる盛り上がりを見せています。
Queen never cry 💜 pic.twitter.com/KdJJXiO12f
— Nana ♏︎🍓🍰 (@Nana281000) November 23, 2024
まとめ
「Queen never cry」は、シンプルながら多くの人を楽しませる要素を持ったミーム。赤ちゃんの表情変化という普遍的な面白さで、国境を超えた人気を獲得しました。
このミームの特徴:
- シュールな表情の変化がウケのポイント
- 様々なバリエーションが生まれやすい
- 文法の誤りまでもがネタに
- 韓国ウェブ漫画の存在を世界に広めた
ミーム文化の特徴をよく表した事例として、これからも様々な形で楽しまれていくのでは?
最後までお読みいただき、ありがとうございました。