2024年6月1日放送「with MUSIC」に登場、二階堂ふみさん主演ドラマ「Eye Love You」の主題歌で大ヒットした「幾億光年」を披露したOmoinotake。
この曲でOmoinotakeは大ブレイクし一躍人気バンドの仲間入り。
それと同時に言われ始めたのが
- この曲「どっかで聴いたことある?」
- 何の曲だっけ?
- 「Official髭男dism」と似てない?
本記事ではOmoinotakeと髭男の共通点を探り、パクリ説がささかれる理由5選を紹介します。
パクリ説 理由その1
- 「ヴォーカルの声」が似ている
男性としては高めの音域で、声質がそっくり。髭男の方が太い声ですが、何と言っても歌声が似ているというのが、そもそもの出発点になります。
パクリ説 理由その2
- 「バンドの音像」が似ている
ピアノボーカルのピアノバンドで、主な作曲者がピアノ奏者なのも共通点。ピアノヴォーカルのバンドは音像が似てくるのですがこの両バンドとも、特に初期の髭男との比較ではよく似ています。
パクリ説 理由その3
- 「リズムアプローチ」が似ている
両バンドともピアノヴォーカルはドラム奏者からのピアノへの転身。このことが曲に対するリズムアプローチの共通点を生み出しています。
パクリ説 理由その4
- 「曲」が似ている
「幾億光年」は髭男の「Pretender」のパクリだとよく言われますが、キー(調)は違ってもコード進行はほぼ一緒。ブレイク後の「デイバイデイ(幾億光年)」、「グッバイ(Pretender)」から始まるサビによって「似てる」印象は更に強くなります。
ただコード進行がそっくりな曲は無数にあり、それも特定のコード進行がヒットすると、その後しばらくはその進行に少し手を加えた曲が量産される、これが流行で、この流行は定期的に循環します。
ですので、ここで2曲が似ているのも無意識の偶然かも知れません。
パクリ説 理由その5
- 同世代で「影響」を受けた音楽が似ている
これは避けられない環境要因で、両バンドともブラックミュージックというよりブラックミュージックの影響を受け、より洗練された現代的ポップミュージックからの影響が大。
情報化が進む現代において、洗練されたものから受けた影響の出力=曲作りだったり演奏が似てしまうのはどうしようもないことです。
そこに、上記1から4の理由が加わると、聴いた側の印象として「めっちゃ似てる」となってしまうのも仕方ないですね。
しかし、2024年現時点での両バンドは似ているのでしょうか?
両バンドの現在・未来
先ず髭男はこれまでのイメージを脱ぎ捨てようとしています。音楽性はよりマニアック、というか複雑な構造に変化。コード進行が変態的であるのは昔からですが、そのアレンジもより実験性の高いものに変化している最中です。
一方、Ominotakeはコード進行に髭男の影響を感じますが、よりシンプル。歌ものポップバンドの道を選択している感じで
- 両バンドの距離は離れ始めている
のが印象です。
まとめ
・パクリ説 理由その1
「ヴォーカルの声」が似ている
・パクリ説 理由その2
「バンドの音像」が似ている
・パクリ説 理由その3
「リズムアプローチ」が似ている
・パクリ説 理由その4
「曲」が似ている
・パクリ説 理由その5
同世代で「影響」を受けた音楽が似ている
パクリではありませんが、同世代、同フォーマットのバンドで、似ていると言われるのも理解可能。
それがたまたま島根県の同郷出身という偶然が重なり、パクリ説に「だからか~」という解り易いオチがついただけで、似たバンドなんて沢山あります。
これから両バンドが自分たちのやりたいことを追求し、成熟していく中で、「昔は似てるって言われてたんだよね~」となる未来を想像し、素晴らしい両バンドを応援していきましょう。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。