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「帯広第一自動車学校」ほめてのばす教習所 きっかけ・理由・効果は?

2024年6月9日放送「ナニコレ珍百景」で紹介され、

というこれまでの自動車教習所に対するイメージを覆す事となった、北海道帯広市の「帯広第一自動車学校」。

確かに世相の流れを考えると、「ほめる」というのも自然な流れとも思えますが、果たしてどのような理由、経営理念で学校を運営されているのでしょうか?

そこで、本記事では「帯広第一自動車学校」の経営理念、ほめるに至った背景を調査し、この流れが日本全体の主流派となるのかについて検証しました。

「ほめてのばす教習所」、令和の自動車学校に興味のある方は、是非ご覧ください。

ほめてのばす教習所 きっかけ

そもそも「ほめちぎる教習所」を始めたのは

2013年に同校でスタートした教習スタイルが徐々に広がり、帯広第一自動車学校が「ほめてのばす教習所」へのモデルチェンジを発表したのは2023年11月。

それまでは普通にイメージする自動車学校同様

を基本に学校運営をされていたようです。

しかし、経営面では

コスト削減だけでの対応が厳しい状態、これが直接のきっかけとなったようです。

ほめてのばす教習所 理由

確定した環境変化(生き残り競争激化)

人口減少、少子化は日本経済の先行きに大きな影を落としていますが、顧客(入校者)が

に限定される(輸出は関係ない)自動車学校の経営がひっ迫するのは確定した未来です。*今年の出生率が自動車学校に影響を与えるのは18年後、17年先までの人口減は確定値。

さらに進む若者の車離れ・・・生き残りをかけた競争はまったなしです。

その中で生き残り戦略の手段として「ほめてのばす」を選択する理由はどこにあるのでしょう?

生き残り戦略「ほめてのばす」選択理由

「ほめる」のも「叱る」のも手段で、目的は「のばす」?

のばすとは

おそらくこの二つを対象とすると思われますが、今の若者(デジタルネイティブのZ世代)に対して「叱る」というアプローチが正解でないのは、(自己肯定感が低いと言われる)Z世代社員の教育に苦しむ日本社会を見てもあきらかです。

ほめるとは認めてやる気をのばすこと

あれ、対面営業の研修みたいですね?

少子化による採用難時代到来。採用側に否応なく求められる教育体制の見直し。社会の縮図が自動車学校の生徒募集戦略にも影響を与えていることがわかりました。

生き残り戦略「ほめてのばす」効果

効果を

これらが言われている成果ですが、正直、どのくらいかを含めて真偽は不明?

ただ言えるのは、「ほめてのばす」導入校が増加傾向であること。

最後に2024年4月発表時点での全国の「ほめちぎる(ほめてのばす)」自動車学校を紹介します。

「ほめちぎる教習所」一覧

  1. 帯広第一自動車学校(北海道)
  2. 銚子大洋自動車教習所(千葉県)
  3. ドライビングスクールアジマ(長野県)
  4. MAXドライビングスクール/千曲自動車学校(長野県)
  5. 東名自動車学校(静岡県)
  6. スルガ自動車学校(静岡県)
  7. 関自動車学校(岐阜県)
  8. コアラドライブ安城(愛知県)
  9. 南部自動車学校(三重県)
  10. 八戸ノ里ドライビングスクール(大阪府)
  11. ロイヤルドライビングスクール広島(広島県)
  12. ロイヤルドライビングスクール福山(広島県)
  13. そうごう自動車学校(山口県)
  14. 南福岡自動車学校(福岡県)

まとめ

・ほめてのばす教習所 きっかけ
コスト削減では補いきれない入校者数の激減

・ほめてのばす教習所 理由
少子化で生き残り競争に待ったなし

・生き残り戦略「ほめてのばす」選択理由
ターゲットはZ世代の若者で、企業が採用確保の為に教育モデルの転換を図っていることと同じ流れにある戦略

・生き残り戦略「ほめてのばす」効果
同運営方針を採用する自動車学校の輪は全国的に拡大し、認知度は高まっている

確定値の未来条件に対する生き残り競争。自動車学校以外でも日本のあらゆる業界でおこる挑戦、しっかりとウォッチしていきたいと思います

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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