2011年、石垣島で起きた漂流事故から13年。「漂流ギャル」として話題を呼んだ串貴代加さん。あの16時間の体験を境に、彼女の人生は大きく変わりました。
死の恐怖を乗り越えた経験は、串さんに人生の大切さを教え、夢を追いかける勇気を与えたのです。現在では、エステ店の経営者として成功を収め、テレビにも出演。
この記事では、漂流事故の様子から、その後の活躍、そして今の姿まで、串貴代加さんの波乱に富んだ人生を詳しく紹介します。
- 串貴代加さんのプロフィール
- 串貴代加さんの経歴
- 漂流事故の詳細
- 漂流後の活動
- 串貴代加さんの現在
- 串貴代加さんの結婚と家族
「漂流ギャル」として有名になった串貴代加さんについて興味のある方は、是非ご覧ください。
串貴代加さんのプロフィール
- 名前 :串貴代加(くし きよか)
- 旧姓 :熊代貴代加(くましろ きよか)
- 生年月日:1989年6月10日(35歳)
- 出身 :和歌山県田辺市
- 高校 :田辺神島高校卒業
高校時代はカヌー部に所属しインターハイ、国体に出場。
スポーツ女子だった串貴代加さんが大阪の美容専門学校へ入学することになったのは、中学生の頃から興味を持っていた美容の夢を追いかけてのことだったようです。
串貴代加さんの経歴
- 2008年:大阪ベルェベル美容専門学校のメイク・エステ・ネイル科に入学。
- 2010年:専門学校を卒業後、エステ店で働き始める。
- 2011年:石垣島旅行中に漂流事故に遭遇。この経験が彼女の人生を大きく変えることに。
- 2012年:地元和歌山県田辺市で『Salon Rapport.』をオープン。
2011年9月22日、21歳の串さんは友人3人と石垣島を訪れます。そこで彼女たちは、16時間もの漂流を経験。この出来事がきっかけとなり、串さんは「漂流ギャル」として全国的に知られることになったのです。
漂流事故の詳細
2011年9月22日午後4時頃。串さんたち4人は石垣島のビーチでシュノーケリングを楽しんでいました。しかし、彼女たちは気づかぬうちに沖へと流され・・・
この日は台風一過。波が高くなる注意報が出ていましたが、観光で訪れた4人にはそんな情報は届いておらず、気がつけば、4人は沖合200メートルまで流されていたのです。
串さんは当時をこう振り返ります。
「突然、4人とも強い波と風に流されていることに気づいたんです。『どうしよう、どうしよう…』とパニックになりました。」
16時間の漂流の間、生き延びるために4人が行ったのは:
- 海に浮かんでいた発泡スチロールにつかまり、体力を節約。
- お互いを励まし合い、歌を歌い、将来の夢を話し合って、希望を失わないよう努力。
- 眠くなったときは、寝てしまうと危険だと分かっていたので、歌を歌うなどして眠気と戦う。
特に印象的な逸話は、大事MANブラザーズバンドの「それが大事」を何度も歌ったこと。この歌詞が、彼女たちの置かれた状況にぴったりで、生きる希望をくれたのでしょう。
助かった理由
16時間もの漂流から4人全員が無事だった理由はいくつか考えられます:
- 落ち着いて行動:パニックにならず、できるだけ体力を温存。
- 協力:4人が助け合い、誰も見捨てず。
- 前向きな姿勢:歌を歌ったり夢を語り合ったりして、絶望を避ける。
- 体力:串さんの場合、高校時代のカヌー経験が長時間の漂流に耐える力に。
- 天候:台風の後でしたが、大きな嵐に巻き込まれず、比較的穏やかな海が続く。
- 運:海に浮かんでいた発泡スチロールが、彼女たちの命を救う。
これらの理由が重なり、4人は奇跡的に助かったのです。
漂流後の活動
奇跡的な生還後、串さんたちは一時的に世間からの批判にさらされます。しかし、串さんはこの経験を糧に、前向きに生きる決意を固めました。
- 漂流から半年後、彼女は地元和歌山に戻り、自身のエステ店「Salon Rapport.」をオープン。
この決断には、死の淵から生還した経験が大きく影響しています。「今を精一杯生きる」という彼女の思いが、起業という形で実を結んだのです。
その後、串さんは様々なメディアに登場し、自身の経験を語ることで、多くの視聴者に感動と勇気を与えています。こうした活動について、串さんはこう語ります。
「大好きな(明石家)さんまさんや千鳥さん、オードリーさんと一緒に番組に出られて、本当に生きていてよかったです!」
本当に無事でよかった!
串貴代加さんの現在
2024年で35歳の串さんは、福井県で「Salon Far(サロン ファー)」というお店を経営しています。
- 店名:Salon Far(サロン ファー)
- 住所:福井県三方郡美浜町太田10-6
WEBサイト:https://kiyoyoga.com/
- Salon Farの特徴
- 様々なサービス:エステ、ヨガ、個人トレーニングなど、心と体の両方を整えるサービスを提供。
- 自然を活かす:美浜町の豊かな自然の中で、心と体をリラックスさせ、元気を取り戻すお手伝い。
- 一人一人に合わせたケア:串さんの経験を活かし、お客様一人一人に合わせたプログラムを提供。
現在『Salon Rapport.』は美容スクールとして運営されているようで、着々と事業を展開されている様子が伺えます。
この新たな挑戦も、漂流経験から学んだ「人生は一度きり」という思いが影響しているのかも?
日々の生活では、ヨガや筋トレ、ピラティスをしたり、ヨガの体の仕組みについて勉強したりと、自己研鑽に励まれていて、これらの活動は、漂流中に感じた「体の大切さ」がきっかけになっているようです。
きっと死の淵をさまよった経験をした彼女だからこそ、人々の心と体の奥深くまで届く手助けができるのかもしれませんね。
串貴代加さんの結婚と家族
串さんの人生における新たな章。それは結婚です。和歌山から福井への移住も、この人生の大きな転機と関連しているのかもしれません。
おそらく結婚を機に「串」姓を名乗るようになった彼女(旧姓は熊代)。伴侶との出会いや結婚の詳細については明らかにされていませんが、漂流経験を経て得た「人生の大切さ」への気づきが、パートナー選びにも影響を与えたのではないでしょうか。
子供については、現時点では情報がなく不明です。
まとめ
串貴代加さんは、2011年の漂流事故を経験した後、エステ店の経営者として活動しています。テレビ出演の経験もあり、最近は結婚して福井に引っ越しました。
現在は「Salon Far」という店を経営し、エステやヨガなどのサービスを提供。漂流の経験を経て、自分の夢を追求する串貴代加さんに今後も注目です。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。