海の中に眠る歴史の謎を解き明かす、そんなロマンに満ちた仕事をしている人がいます。その人の名は山舩晃太郎さん。水中考古学者として世界中の海底遺跡を調査し、私たちに驚きと感動を届けてくれています。
今回は、そんな山舩晃太郎さんの素顔に迫ります。プロフィールから経歴、家族構成、そして気になる結婚事情まで、徹底的に調査してみました！
- 山舩晃太郎さんのプロフィール
- 山舩晃太郎さんの経歴
- 水中考古学とは？山舩さんの専門性
- 山舩晃太郎さんの主な調査実績
- 山舩晃太郎さんの家族
- 山舩晃太郎さんの結婚
- 水中考古学者としての年収は？
水中考古学者、山舩晃太郎さんについて興味のある方は、是非ご覧ください。
山舩晃太郎さんのプロフィール
- 生年月日：1984年3月21日（40歳）
- 出身 ：秋田県
- 大学 ：法政大学 文学部 史学科
- 大学院 ：テキサス農工大学大学院
法政大学の文学部史学科を卒業後、アメリカのテキサス農工大学大学院に進学したという経歴は、山舩晃太郎さんの好奇心旺盛な性格と学問への情熱を物語っています。日本の大学から一気に海外の大学院へ。これは並大抵の決断ではありません。山舩さんの「やると決めたらとことんやる」という姿勢が垣間見える選択だったのではないでしょうか。
山舩晃太郎さんの経歴
山舩さんの経歴を追っていくと、まるで映画のようなドラマチックな展開に驚かされます。
プロ野球選手への夢
実は、山舩さんは元々プロ野球選手を目指していたそうです。小学校時代に野球を始め、中学ではエースで4番を務めるほどの実力者だったとか。その才能を買われ、スポーツ推薦で法政大学第一高等学校に入学しました。
しかし、高校2年生の時に右肘を故障。夏の高校野球地方大会ではベンチ入りすらできず、野球人生の岐路に立たされます。それでも諦めきれず、大学でも野球部に入部しましたが、再び肘を故障。ついに野球の道を断念することになりました。
この挫折は、当時の山舩さんにとって計り知れないショックだったでしょう。しかし、今となっては「もし野球を続けていたら、水中考古学者としての山舩晃太郎は存在しなかった」と言えるのかもしれません。人生の不思議な巡り合わせを感じずにはいられません。
水中考古学との運命の出会い
野球への夢を諦めた山舩さんでしたが、そこで人生を諦めてしまうような人ではありませんでした。大学で歴史を学ぶ中で、新たな興味の対象を見つけます。それが「水中考古学」との出会いです。
きっかけは、アメリカの考古学者ロバート・フォーレスト・バージェスの著書「海底の1万2000年―水中考古学物語」でした。フロリダの鉱泉から1万年前の人間の頭蓋骨と脳がほとんど腐敗せずに発見されたという内容に、山舩さんは衝撃を受けます。
この驚きが、山舩さんの人生を大きく変えることになりました。考古学と海という、一見かけ離れた2つの要素が見事に結びついた瞬間だったのです。
アメリカ留学と水中考古学への没頭
水中考古学の虜になった山舩さんは、その道を極めるべくアメリカ留学を決意します。目指したのは、水中遺跡の発掘・研究を世界的にリードしていたテキサスA&M大学大学院。
しかし、ここで大きな壁が立ちはだかります。それは「英語力」でした。当時の山舩さんは、英語が大の苦手。それでも、「やるしかない！」と単身アメリカに渡ります。現地では想像を絶する苦労が待っていましたが、山舩さんはここでも諦めません。必死に英語を勉強し、ついには大学院入学を果たします。
山舩さんは後にこう振り返っています。「本当に幸せな時間で、毎日が充実していて楽しくて仕方なかった」。苦労を乗り越えた先に待っていた、まさに天国のような日々だったのでしょう。
フォトグラメトリの導入と世界的な評価
大学院での研究の集大成として、山舩さんは画期的な手法を水中考古学に導入します。それが「フォトグラメトリ」です。
フォトグラメトリとは、被写体を様々な角度から撮影し、そのデジタル画像を解析・統合して3Dモデルを作成する技術です。これを水中考古学に応用することで、従来の手書きによる記録よりも格段に精密で効率的な調査が可能になりました。
この研究成果をポーランドの学会で発表すると、世界中の研究者から称賛の声が上がります。そして、各国の研究機関から共同研究の依頼が殺到するようになったのです。
水中考古学とは？山舩さんの専門性
水中考古学は、水中にある遺物や遺構（水中文化遺産）を研究する学問です。人類が海洋環境にどのように適応してきたか、そこから生まれた海洋文化を世界的・歴史的な文脈から解釈し説明することを目的としています。
山舩さんの専門性は、特にフォトグラメトリ技術の水中考古学への応用にあります。この技術により、水中遺跡の3Dモデル化が可能となり、より精密で効率的な調査が実現しました。
また、山舩さんは単なる技術者ではなく、歴史学の素養を持つ考古学者でもあります。技術と学問の両面から水中文化遺産にアプローチできる、稀有な存在と言えるでしょう。
山舩晃太郎さんの主な調査実績
山舩さんは世界30か所を超える発掘プロジェクトに参加しています。具体的な調査実績としては：
- エジプトのアレクサンドリア港の水中遺跡調査
- イタリア・ナポリ湾のバイアエ遺跡の3Dマッピング
- クロアチアの古代ローマ時代の沈没船調査
など、多岐にわたります。これらの調査を通じて、古代の海運技術や交易ルート、さらには当時の人々の生活様式に関する新たな知見が得られています。
山舩晃太郎さんの家族
山舩さんの家族構成は、以下の通りです：
- 父親：山舩茂樹さん（70歳）
- 母親：山舩伸子さん（74歳）
- 長男：山舩晃太郎さん（40歳 一人っ子）
山舩さんは一人っ子として大切に育てられたようです。実は、ご両親は最初のお子さんを早産で亡くすという悲しい経験をされていたそうです。そのため、やっと授かった大事な一人息子である山舩さんの健康を何よりも願っているとのこと。
このような家族背景を知ると、山舩さんが危険を伴う水中考古学の道を選んだ時、ご両親はさぞかし心配されただろうと想像せずにはいられません。それでも息子の夢を応援し、アメリカ留学も後押ししてくれたご両親の愛情と度量の大きさには、頭が下がる思いです。
山舩晃太郎さんの結婚
さて、ここで多くの方が気になるであろう話題に触れたいと思います。山舩さんは結婚しているのでしょうか？
結論から言うと、現時点で山舩さんの結婚に関する情報は見つかりませんでした。SNSやインタビュー記事を調べても、プライベートな話題にはほとんど触れられていません。
ただし、山舩さんの仕事ぶりを見ると、結婚どころか恋愛する時間すらないのではないか、という印象を受けます。例えば、2019年は10ヶ月も海外での調査や講義で過ごしていたそうです。日本にいる間も研究や指導で忙しく、実家のある鳥取県にもほとんど帰れなかったとか。
さらに、山舩さんは研究と恋愛について興味深い見解を述べています。水中考古学の世界では「エクスカベーション・シンドローム（発掘症候群）」という現象があるそうです。これは、発掘現場で共同作業をする中で恋に落ちるカップルが続出するものの、発掘後に9割が別れてしまうという現象です。
山舩さん自身は、このシンドロームにかかったことも、誰かにかけたこともないそうです。彼の興味が完全に遺物に向いているからでしょう。まさに、頭のてっぺんからつま先まで研究者なのかもしれません。
水中考古学者としての年収は？
水中考古学者の年収について、具体的な数字を公表している情報は見つかりませんでした。しかし、山舩さん自身の言葉から、いくつかの興味深い事実が分かっています。
- 各国の研究機関と仕事をする際は、その国の平均月収などを参考に報酬を決めている
- アメリカや北欧では比較的高額な報酬を得られる
- 経済状況に余裕がない国の場合は、報酬を断ることもある
- 得られた収入の多くを遺跡の保護活動に充てている
山舩さんは「水中考古学者ってマニアなので、お金は本当にないんです（笑）」と述べています。この言葉から、経済的な豊かさよりも研究への情熱を優先していることがうかがえます。
まとめ（山舩晃太郎さんの今後の展望）
山舩さんの今後の活動については、まだまだ目が離せません。世界中の海底に眠る未知の遺跡や沈没船。それらが語る人類の歴史の断片を、一つ一つ丁寧に紐解いていく山舩さんの姿は、多くの人々に夢と希望を与えてくれることでしょう。
特に、フォトグラメトリ技術の進化により、水中考古学の世界はますます発展していくと予想されます。山舩さんが第一人者として、この分野をリードしていくことは間違いありません。
また、水中考古学の魅力を一般の人々に広めるための活動も、今後さらに力を入れていくのではないでしょうか。テレビ出演や講演会など、様々な機会を通じて、この興味深い学問の世界を私たちに分かりやすく伝えてくれることを期待しています。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
