2024年に入り、「毒舌キャラ」としてテレビ出演が再加速。次の時代を作るキーパーソンとして多くの芸人さんから高い評価を受けてきた永野さんが今度こそブレイクするのか?
一方で、2015年から数年間の永野さんの活躍を知らない人からは
- もう結構な年齢に見えるけど?
- 今まで何してた人?
という声も聞こえてきそうなくらい、ここしばらくテレビから遠ざかっていたのも確かです。
そこで本記事では、天才と呼ばれ続けた永野さんの経歴を辿り、今度は本当にブレイクするのかについて検証しました。
芸人、永野さんに興味のある方は、是非ご覧ください。
経歴
プロフィール
- 本名 :永野 一樹(ながの かずき)
- 生年月日:1974年9月2日(49歳)
- 出身地 :宮崎県宮崎市
- 血液型 :AB型
- 身長 :167 cm
- 事務所 :1995年~ ホリプロ
2002年~ フリー
2010年~ フラットファイヴ
2014年~ グレープカンパニー - 同期 :バカリズム・おぎやはぎ・ガレッジセール など
キャリア
- 高校卒業後、上京し専門学校に通うも中退
- ホリプロのオーディションに合格しデビュー
- ピン芸人として活動するも鳴かず飛ばずの状況が続き、ホリプロの契約を解除
当時の永野さんは、いわゆる「アングラ芸人」。お笑いのパターン、決め事に収まらない芸風が一般の人に受け入れられる環境ではありませんでした。
1度目の転機
- 2014年末のアメトーク出演
ここで披露した「ラッセン」の歌ネタが反響を呼び、それまでは斎藤工さん、小嶋陽菜さんなど、有名芸能人の推し芸人だった永野さんが、一般層にまで名前が知れ渡り、一躍人気者になりました。
今振り返ると、「ラッセン」のネタも「ゴッホよりラッセンが好き」ということを大声で歌いあげるだけ?の内容で、「これのどこが笑えるんだ」と言われれば・・・
確立されたキャラ芸ではなく、一発芸に近いものだった気がします。そんなこともあり、人気は徐々に低迷していきます。
永野さんは当時を振り返り
「ラッセン」でブレイクしてしばらく経ったころから、人気が下り坂になってキツい時期が続きました。
ラッセンではじめて売れたころ、「テレビの世界へようこそ」と言わんばかりの顔をした“芸能人”たちが「テレビは団体芸だから、勝手なことをするな」「おまえは大声を出して場を盛りあげればいい」とルールを一方的に押し付けてきたんです。テレビ以外に選択肢のなかった当時は、それを真に受けてすっかり萎縮してしまった。
そうです。本当のキャラを隠したままで、「ラッセン」キャラを演じることを強要され、それに抗う実力も覚悟も、当時の永野さんにはなかったのかも知れません。
落ちぶれたあと冷静に考えてみてわかったんです。「縛られていたルールは、そいつらが気持ちよくなるためのものだった」と。
潮目がかわったのはコロナ禍ですね。
音楽を語るYouTube動画を通じて「こいつ、奇声をあげるだけの芸人じゃないんだ」「意外としゃべれるし、おもしろいじゃん」と言ってくれるひとがいた。業界のひとの目にも止まり、本の出版やラジオの出演に声がかかるようになりました。
テレビ一択の環境じゃなくなりました。いままでテレビではカットされていたリアルな姿をたくさんのひとに見てもらえたのが、ほんとうに大きかったですね。
コロナが仕事減少に拍車をかけ、それがきっかけではじめたYouTubeがバズったことで人生が大きく動き始めます。
2度目の転機、そしてこれから
- 2023年5月23日の「太田上田」出演
天下の大御所MC上田さんに対して放った「それが平均的なテレビを生むんですよ!」というコメントは「ブランドニュー永野」のキャラを決定づけました。
「業界視聴率が高いこの番組で『上田さんに噛みつける』印象を与えたことで、ネタではなく、トークで呼ばれるようになった」と自身で語られるように、以前の一発屋とは明らかに違う展開です。
ここから2024年の6月に至るまで、人気は低迷するどころか、「毒舌キャラ」としての需要は高まる一方です。
今後(人気は本物?)
お笑い芸人には粗品さんをはじめ、毒舌キャラは他にも存在します。その中で、永野さんの独自性は
- 「自分はみじめです」と一段低い立場からの悪口
- 弱いものイジメがきらい
という立ち位置。現在の粗品さんに賛否が分かれるように、行き過ぎた毒舌にはリスクが伴います。
永野さんの今後は「行き過ぎない」、というより「傷つけない」をどのくらい意識できるかで、それが出来ればネクスト有吉になれる可能性も充分にあるかと・・・
YouTubeでの毒舌はカッコ悪いですしね。
まとめ
・経歴
「アングラ芸人」として20年もがいていたが、「ラッセン」ネタで一気にブレイクも、その人気は続かず
・2度目の転機
コロナ禍で始めたYouTubeがバズり、徐々に「ラッセン」芸人でない素の姿が認知され始めている中、番組MCとのバトルで注目を集め、トークで呼ばれるようになり、その「毒舌キャラ」人気は現在も続く
・今後(人気は本物?)
リスクを伴う「毒舌芸」で、人を「傷つけない」ことに気を配ることが出来ればネクスト有吉のポジションも視野に入ってくる
永野さんの活躍に期待するとともに、人を傷つける毒舌芸の後輩芸人、粗品さんとの対決も楽しみにしたいと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。