ディズニー映画『塔の上のラプンツェル』は、色鮮やかなアニメーションと感動的なストーリーで大人気。そして、作中にはさまざまな疑問がちりばめられていることでも有名です。
そこで、本記事ではこの映画をより深く楽しむために、9つの謎をピックアップし解説。映画をより楽しむ手掛かりを提供したいと考えています。
- 謎① ラプンツェルはどうして塔から逃げ出さなかったのか?
- 謎② 太陽マークにはどんな意味があるのか?
- 謎③ ラプンツェルが自分をプリンセスだと気づいたのはなぜ?
- 謎④ ゴーテルの本当の姿とは?
- 謎⑤ ゴーテルが最後に灰になった理由は?
- 謎⑥ ユージーンがラプンツェルの髪を切った理由は?
- 謎⑦ ユージーンがラプンツェルの涙で生き返ったのはなぜ?
- 謎⑧ ラプンツェルの髪が茶髪になったのはなぜ?
- 謎⑨ 王と王妃はどうしてラプンツェルを娘だと分かったのか?
それでは、早速、解説に進みたいと思います。
謎① ラプンツェルはどうして塔から逃げ出さなかったのか?
★Answer★
幼少の頃から外の世界は危険だと信じ込まされていたため、出ようとは思わなかった。
ラプンツェルはゴーテルに幼少期から「外は危険だから出てはいけない」と教え込まれ、長年その言葉を信じて育ちました。
ゴーテルは、ラプンツェルの髪に宿る魔法を自分だけのものにするため、塔の外が危険だという恐怖心を植え付けて、外に出ようとする意志を抑えていたのです。
そのため、ラプンツェルは自分の安全が塔の中にあると思い込み、外に出る発想すらできなかったのです。この心理的な束縛が彼女の行動を縛り付けていました。
謎② 太陽マークにはどんな意味があるのか?
★Answer★
太陽のマークは、ラプンツェルの故郷であるコロナ王国を象徴するシンボルで、ラプンツェルの魔法の力とも関連あり。
ラプンツェルが幼少期に無意識で描いた壁画や、王国の旗にも同じ太陽マークが描かれています。この太陽マークは、ラプンツェル自身が王国の一員であることを示すものでもあり、彼女の魔法の力の源である「太陽の花」にも結びついています。
映画を通じて何度も太陽がモチーフとして登場するのは、彼女の存在と太陽の強い結びつきを表現しているのです。
謎③ ラプンツェルが自分をプリンセスだと気づいたのはなぜ?
★Answer★
ラプンツェルが自分の描いた太陽のシンボルと、王国の旗に描かれたマークが一致していることに気づいたから。
冒険から塔に戻ったラプンツェルは、塔の壁に自分が無意識に描いていた太陽マークと、コロナ王国の旗に描かれているマークが同じであることに気づきます。
この共通点が、彼女の過去の記憶を呼び覚まし、実は自分が誘拐されたプリンセスだと理解するきっかけとなります。
これまで抑え込まれていた記憶が、冒険を通じて解放され、自分の本当の身分に気づくという重要な場面です。
謎④ ゴーテルの本当の姿とは?
★Answer★
ゴーテルは魔法の力を利用して何百年も若さを保っていた魔女。
ゴーテルは本来400年以上も生き続けている老女であり、その若さを保つために魔法の花「金色の花」を使っていました。
王妃が病気になったことで花が王国に持ち去られ、ゴーテルはその力を失いますが、ラプンツェルの髪にその魔法が宿っていることを発見し、彼女を誘拐します。
ラプンツェルの髪を切ると魔法が消えると分かっていたゴーテルは、髪の魔法を利用するためにラプンツェルを幽閉することを選んだのです。
謎⑤ ゴーテルが最後に灰になった理由は?
★Answer★
ラプンツェルの髪が切られたことで、ゴーテルが若さを保つための魔法が解け、急速に老化が進んだため。
ゴーテルの若さはラプンツェルの髪に宿る魔法の力によって保たれていましたが、ユージーンが彼女の髪を切り落とした瞬間、その魔法は消えてしまいました。
その結果、ゴーテルは急激に年老いてしまい、塔から落ちる途中で体が灰となって消滅しました。ゴーテルが長年魔法に依存してきた結果として、最後に自然の力に屈服し、消えていくのは彼女の選んだ道の結末と言えます。
謎⑥ ユージーンがラプンツェルの髪を切った理由は?
★Answer★
ラプンツェルをゴーテルの支配から解放し、自由を与えるために髪を切った。
ユージーンは、ゴーテルがラプンツェルの髪の魔法を利用していることに気づき、彼女を解放するために髪を切る決断をしました。髪が無くなればゴーテルはラプンツェルを利用できなくなり、彼女は自由になることができるのです。
ユージーンのこの行動は、ラプンツェルにとって最も重要な自己解放の瞬間であり、彼の愛情と勇気が示された場面でもあります。
謎⑦ ユージーンがラプンツェルの涙で生き返ったのはなぜ?
★Answer★
ラプンツェルの魔法の力が、彼女の涙にも宿っていたため奇跡が起きた。
物語のクライマックスで、ユージーンは致命傷を負って死んでしまいますが、ラプンツェルの涙が彼に触れた瞬間、奇跡的に彼は蘇ります。
この涙にも、ラプンツェルの髪に宿る魔法と同様の力が残っており、その魔法がユージーンの命を救ったのです。
このシーンは、愛情と感情が奇跡を生むというテーマが色濃く反映されており、ラプンツェルの感情が奇跡を引き起こした重要なシーンです。
謎⑧ ラプンツェルの髪が茶髪になったのはなぜ?
★Answer★
魔法の力が失われたことで、ラプンツェルの髪が本来の茶髪に戻った。
ラプンツェルの金色の髪は魔法の力によってその色を保っていましたが、ユージーンが髪を切り落としたことでその魔法の力が消え、彼女の髪は本来の茶色に戻りました。
両親も金髪ではなかったため、ラプンツェルの髪色が自然に茶色に戻るのは、彼女が魔法の影響から解放された象徴的な瞬間です。
この髪色の変化は、ラプンツェルが自分自身として生きるための新たなスタートを意味しています。
謎⑨ 王と王妃はどうしてラプンツェルを娘だと分かったのか?
★Answer★
瞳や顔立ちが王妃と似ており、また髪が茶色に戻ったことで、娘だと確信した。
ラプンツェルが城に戻った時、彼女の瞳の色や顔立ちが王妃とそっくりであったこと、さらに彼女の髪が茶色に戻っていたことが、王と王妃がラプンツェルを自分たちの娘だと確信する決め手になりました。親子の遺伝的特徴がここで強く現れた瞬間です。
まとめ
『塔の上のラプンツェル』は、ディズニー作品の中でも自己発見や成長、自由の象徴が色濃く描かれた作品です。
ラプンツェルがゴーテルの支配から解放され、自分の人生を歩む姿は、視聴者に強いメッセージを投げかけています。
彼女の髪が切られ、茶髪に戻る瞬間は、彼女が魔法から解き放たれ、本当の自分として生きることを選んだ象徴です。
映画を何度も鑑賞し、隠されたディテールや伏線を探ることで、さらに深い楽しみ方ができるでしょう。ラプンツェルの物語は、見るたびに新たな感動を与えてくれる作品です。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。